JAかみましきイチゴ部会では、昨年から経済連が中心となって試験的に取り組んでいる台湾へのイチゴ出荷の取り組みを踏まえ、積極的に台湾への輸出に向けて取り組みを開始しました。12日、甲佐町のJA選果場では640パック(1パック250グラム)が台湾に向けて部会員6名から出荷されました。台湾への出荷は、残留農薬基準の違いが壁となっていましたが、同部会の役員らが試験栽培に取り組み、基準をクリアした6名の生産者が計5回・通算で約2200パックを輸出しています。天候の影響で例年より1週間ほどの遅れは見られるものの、品質は上々。本田部会長は「品質には自信があります。台湾へのイチゴの輸出は、厳しい基準があるものの、それをクリアして出荷している部会員も増えてきました、今後はさらに件数を増やし、台湾へ熊本県産イチゴをPRしていきたいです」と話されました。また、田原組合長は「台湾へのイチゴの輸出は、基準の厳しい中、高品質で安定したイチゴを出荷するために努力している生産者の皆様や、県や経済連・各関係団体の支援があってこそ実現できました。これからも皆様と共に、イチゴだけでなく、管内の他の農産物の販路拡大を目指して、輸出に取り組んでいきたい」と話されました。
また台湾向けのイチゴの贈呈を各イチゴ部会の役員と田原組合長が振興局をはじめ各市町村(嘉島・山都町)にPRされました。



